廃棄パネルはどうする?

Oct 30, 2023

太陽光パネル


       地球温暖化の解決策として太陽光発電の導入が進む中、その裏でさまざまな問題が発生している。


       例えば、壊れた太陽光パネルがそのまま放置されている場所が全国各地にある。


       パネルの寿命は約30年ほどしかなく、その後は捨てられるしかないため、2040年ごろから大量の廃棄物が発生すると予想されている。


       太陽光発電はクリーンなエネルギーを生み出しつつも、将来世代にゴミを押し付けてしまっている側面があるのだ。


       2023年9月に、太陽光発電の事業者や施工会社、産業廃棄物の処理業者などで作る一般財団法人「PVリボーン協会」が、「新見ソーラーカンパニー」と一緒に、パネル再生の一番のネックであった太陽電池セルの封止剤を電気で熱した高温の水蒸気で気化させる方法を開発した。


       この技術が開発されたことにより、廃棄された太陽光パネルから新たな太陽光パネルを作り出せるようになった。


       現段階では再生した太陽光パネルの発電能力が新品の50%にとどまっているため、引き続き発電能力の向上に取り組むそうだ。


       環境省によると、2030年代以降には最大で年間80万トンの太陽光パネルが寿命を迎えると推計されている。


       現在は、寿命を迎えたパネルを破砕して再利用しているが、太陽光電池内に水分を入れないようにする部材の除去が難しく、道路の路盤材など発電とは別の用途で使われることが多いようだ。


       廃棄パネルから新たなパネルを作り出す技術が発展し、発電能力を最大限に高められれば、太陽光発電の最大の問題であるパネルの大量廃棄が解決するかもしれない。

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