太陽電池の変換効率の世界記録を更新し続ける。

Nov 15, 2023

アルミ架台


       10月27日シャープは従来より発電効率を高めた太陽光電池を開発したと発表した。住宅用など汎用品で使われるシリコンセルと、人工衛星などで使われる特殊な化合物のセルを組み合わせて高効率を実現した。太陽光のエネルギーを電力に変換する効率は33.66%と、複数のセルを組み合わせた太陽光電池としては世界最高だという。


       製品化のメドは未定だが、電気自動車(EV)向けなどの出荷を想定する。同社は2022年6月にも世界最高の変換効率(32.65%)をうたう太陽光電池を発表していた。今回は使用するセルの素材や配置を見直し、より太陽光を効率的に電力に変換できるようにした。


       中国太陽光発電企業が独自に研究開発した結晶シリコン・ペロブスカイト積層型太陽電池はその中の一つで、33.9%の変換効率で同分野の世界記録を更新した。


      国際的に権威ある機関の最新の認証によると、同太陽電池のの変換効率は33.9%に達し、サウジアラビアの研究チームが達成した33.7%というこれまでの記録を更新し、世界の積層型太陽電池の最高記録になった。


      隆基緑能中央研究院の技術専門家である劉江氏は、「既存の結晶シリコン太陽電池に隙間のあるペロブスカイト材料を1層重ねることで、その理論上の最大変換効率をさらに43%に高めることができる」と述べた。


       変換効率は太陽光発電のポテンシャルを評価する中核指標だ。これは簡単に言えば、同じ面積で同じ日照量を受ける太陽電池により多くの電力を発電させることだ。2022年の世界の新規太陽光発電設備容量を240GWとして計算すると、変換効率が0.01%上がるだけでも発電量が毎年1億4000万kWh増えることになる。

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