１．太陽電池パネル：太陽の光エネルギーを電気に変換するパネルです。太陽電池群になります。

２．パワコン：全称パワーコンディショナです。太陽電池モジュールから発生する直流電力を最大限引き出すように制御するとともに交流電力に変換します。通常、電力会社からの配電線（商用電力系統）に悪影響をおよぼさないようにする連系保護装置を内蔵しています。自立運転機能を備えている場合は、商用電力が停電した際に特定の負荷に供給できます。

３．接続箱：直列ごとに接続された太陽電池モジュールから配線を一つにまとめるためのボックスです。太陽電池の点検・保守時などに使用する開閉器や避雷素子の他、太陽電池モジュールの電気が逆流しないようにするための逆流防止ダイオード又はヒューズも内蔵しています。パワーコンディショナと一体になっている場合もあります。

４．電力量計：電力会社に売った電力や買った電力を計量するメーターです。

５．分電盤：商用（買電）電力を建物内の電気負荷に分配します。

６．買電用受変電設備：電力会社からの商用電力系統（６．６ｋＶなど）を受電し、必要に応じて低圧の動力電源（３相３線２００Ｖ）、電灯電源（単相３線２００／１００Ｖ）に変換します。低圧受電で本設備がない場合もあります。

７．買電用積算電力量計：電力会社からの買電量（需要電力量）を測定するための電力量計です。

8．売電用積算電力量計：太陽電池で発電した電力を商用電力系統へ売電する時の売電量を測定するための電力量計です。有料設備で、需要者側で費用負担します。売電の契約種類によって機器が異なることもありので、ご注意ください。

9．架台：パネルを支えて留める部材です。通常場合に角度があります。鋼やアルミ合金製が多いです。屋根建材型のパネル場合に架台不要です。

１０．ＰＡＳ：高圧気中負荷開閉器のことで、架空引込方式の場合の配電線路の分岐・区分用開閉器です。