戦争にも強い再エネの住宅用太陽光発電

Nov 08, 2023

住宅用発電所


  イスラエルによる厳しい封鎖と、激しい空爆が続くパレスチナ自治区ガザ地区。生死の間に置かれた住民たちのライフラインを辛うじて支えているのが、太陽光発電だ。同地区ではこれまでも、電力不足で、再三、停電が起きていたが、戦火の勃発で、ガス火力発電は燃料の化石燃料が制裁で途絶え、パレスチナ政府がイスラエルから購入してきた電力も完全に遮断された。そんな中で、これまで住宅の屋根等に設置した太陽光発電設備が何とか、住民にとっての生活のライフラインを支えている。


  イスラエル軍の激しい空爆で、街全体が破壊される地区が続出する中で、電気も水道も途絶える中で、明かりが灯る家や、街区が細々と点在する。CHMの記事によると、ガザ市内に住む29歳のAmjad Al-Raisさんの家の屋上には、5年前に設置した太陽光発電設備が稼働中だ。地区での火力発電とイスラエルからの送電だけでは必要電力をカバーしきれないので、不足分を補うために家庭用発電機を使うところが多かったが、比較的生活に余裕のある家庭等が太陽光発電を導入してきた。


  Al-Rais氏はその一人で、「太陽光パネルは、われわれの生活に非常に重要だ。戦火が勃発した現状のような状況では、制限を受けることなく、発電し続けることができるベストオプションだ」と評価している。家庭用発電機が燃料途絶で使えない現状では、太陽光発電は同地区の住民のライフラインを支える唯一のインフラとなっている。


  もっとも、太陽光発電が、戦火に対して絶対的に「無敵」かというわけでもない。ガザの教師、 Sharkhさんが導入した太陽光パネル8枚のうち、3枚は、イスラエルの空爆の影響で穴が開くなどの破損状態となった。Al-Raisさんのパネルも、同様に空爆の影響で被害を受けた。だが、破損したパネルは発電不能だが、他のパネルの発電は問題ないという。分散型エネルギーの強みでもある。


   世界が永遠に平和であり、戦争がないことを心から祈っている。

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